汗の種類には2種類あります。
それは汗腺が2種類あるということです。
汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺があります。
エクリン腺からの汗はほとんどが水分なのでサラッとしていてほとんど臭いがしません
汗をかいた直後は酸性なのでニオイの原因菌はあまり繁殖できないためにおいません
エクリン汗が臭うのは汗自体ではなく、発散した汗のニオイが衣服に吸着することで臭うのです。
ニオイの原因物質はイソ吉草酸などの低級脂肪酸やアルデヒド類で汗臭いニオイがします
アポクリン腺からの汗は栄養分たっぷりで粘り気があり塩分をあまり含んでいないためニオイの原因菌の働きが活発になりその発酵臭がワキガ臭になります
ニオイの原因物質は3メチル2ヘキセノイン酸などの脂肪酸でワキガ臭がします。
またエクリン腺とアポクリン腺から汗が出る条件もそれぞれ異なります
エクリン腺は運動をした時などの体温調節のために汗をだします。
また精神的な緊張や不安がおこった時や辛いものや熱いものを食べた時に出る汗もエクリン汗なのです。
アポクリン腺は体温調節に関係なくフェロモンのようなニオイを出すための器官なのです。
以上のことから必ずしも汗を大量にかいたからといってわきが臭が強くなるともいえず、少量の汗でもアポクリン腺からの汗であればわきが臭が強くなることがあるという訳です。
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